お察しの通り、ラテン語が由来です。 古代ローマでは、裁判の際には「裁判官たちが審理を行う場所」と「民衆が傍聴する場所」は、鉄格子によって隔てられておりました。(今でも幾つかの国では、裁判所内で被告は鉄格子で隔てられています） 古代ローマでは、法定内の書記官などの廷吏を"cancelliere"と言ったのですが、直訳すると「鉄柵のところの人」、この言葉はラテン語の"cancellarius"(鉄柵、鉄格子の番人)から用いられたのでした。 「廷吏」の意味から次第に「特定の国家的官職や宗教的役職の『長』」をも意味するようになり現在に至っている、ということのようです。 http://en.wikipedia.org/wiki/Chancellor 一方"minister"の語源ですが、これまたラテン語由来。 ラテン語の"ministrum"（下僕、奴隷、召使い）が語源と言われています。 ・・・・日本の「首相」は、どっちであるべきなんでしょうね？