NHKに寄せられる受信契約者の意見でも一番多いのが、「払ってない人に見せるのは不公平だ。 不公平是正の為にもスクランブルをかけて、払ってない人には見せられないようにしろ」だそうですが、NHKはこれを黙殺しています。
スクランブルは地デジであれば簡単にできますし、コストもほとんどかかりません。
現にBSデジタルのNHK放送では似たような事をやっていて、「BS設置のお知らせ」と言うメッセージが画面を邪魔します。
また、スクランブルを最初に言い出したのは、実はNHKです。
数年前の、海老沢会長時代に不祥事が頻発、そしてこれを理由とした不払いが続出、これに頭を悩ましたNHKは「こうなったらスクランブルをかけて、払ってない人には見せないようにする」と発表。
よほど皆が金を払ってでもNHKを見たいと思ってると錯覚したんでしょうね。(笑)
その後NHK内部の市場調査で、スクランブルをかけたら解約者が続出、新規契約もほとんど見込めないと解り、慌ててこの案を引っ込め、現在ではスクランブルに関する話題は、NHK内部では一切のタブーとなってます。
そして取って付けたように「公共放送としてスクランブルはありえない」と言い出す始末。
公共放送というのなら、報道や国会中継など、国民の知る権利を最低限満たすのみでいいはずで、韓流ドラマやバラエティー、紅白に公共性があるとは思えません。
普通はここで、不祥事の徹底追求と再発防止、関係者の厳正な処罰、そして視聴者離れを防ぐために魅力ある番組ラインアップなどに話が行くと思うんですが、実際はそうはならず(不祥事職員は収入を維持したまま関連子会社に再就職)、所詮は黙っていても金が入ってくる組織、単純平均年収1,700万超の維持に余念が無く、ぬるま湯に浸かりきって何もしない方が楽なんでしょう。
また、情報格差といいますが、放送法が施行された昭和25年から起算して20~30年くらいまでならまだ解りますが、現代の情報化社会で、NHKのみでしか情報を得ていない人など果たしているでしょうか?
そして「公共放送」と自称しているのに「協会(NHK)は、公法上の義務は負うが、受信契約者には何ら責を負わない」と過去の裁判でNHK自ら公言してます。
つまり「受信契約者には、金は出させるが口は出させない」という一方的な片務契約ですね。
これで「公共放送」を名乗る資格があるんですかね?